ワゴンR  MH21S 左右クォーター 錆

​ (17年10月登録 意外な結末に)

2010年11月の作業です。

ブログ用の画像ではありません。

​いつもご利用して頂いているお客様の、新車でご購入頂いたワゴンRの車検と左右クォーターのサビ修理です。

お客様 「車検をお願いします。いくら位掛かる?」

​僕   「2回目の車検で走行距離が65000kmなので、先回の車検でベルト2本、Fディスクパット、

     ATオイル、T/Fオイル、Rデフオイル交換交換していますので、バッテリー位ですかね。」

お客様 「車検は任せるから。あと、ついでにここの部分、中から錆びてきちゃった。

     直すといくら位掛かる?」

僕   「5年でこれですか。早いですね。雪国ですと、まーよくあることですから。

​     綺麗に直すと左右クォーター、インナーの交換ですので、25万以上掛かりますよ。」

お客様 「うそー。そんなに掛かるの? なんとか安く直せない?」

僕   「錆びている部分だけ切り取って、新しい鉄板を溶接すればかなりお安くできますよ。」

お客様 「任せるから。できるだけ安く頼みます。」

​僕   「承知致しました。」

この部分は、よくある中からの錆。

だけど5年て早くない?

​まーいいか。いつも通り切り取って新しい鉄板溶接するか。

しかし、5年でこれ?早すぎない?

​よし。ダメもとでクレーム利くか、いつもお世話になっているSUZUKIのディーラーへ持っていってみよう。

​僕      「清水さん。クオーター左右、中からこんなに錆びてきちゃったんですが。」

清水フロント 「申し訳ありません。ボディーの錆の保証は3年なんですよ。」

​僕      「そうですよね。保証書にそう書いてありますから。お客さん負担で直しますよ。」

​清水フロント 「そうしてください。」

工場へ帰ってきて。

はてさて。なるべく狭い面積ですましたいなー。

​えー。おいおい。どこまで錆びてるの?

なんだ、結局ホイールハウス全部かよ~。勘弁してよ。左もおんなじ位切り取るの?

面倒くさいな~。

あれ?なんか変だなー。

​シーラーの生きている所は錆びてないのに、錆びている所はシーラーが密着して無い所だ。

それに錆びている部分は、シーラーの幅だけじゃん。

おいおい。

えー?

やっぱり変だよー。

解かった!!!

シーラーのニクヤセで、下地の電着塗装が剥がれているんだ!

だから、シーラーの幅だけ錆びているんだ!

こんなのメーカーが悪いじゃん!

​もう一度この車に乗ってディーラーへ行こう。

切り取った錆びている鉄板を急いでかき集めて、先ほどのSUZUKIディーラーへ行きました。

 

僕      「清水さん。度々すみません。さっきのワゴンRの錆なんですけれども、切断してみたら変なんですよ。」

清水フロント 「いかがされましたか?」

僕      「シーラーの剥げている所だけ錆びているんですよ。」

清水フロント 「本当ですね。」

​僕      「僕は修理屋だから経験は浅いですが、これってメーカーの処理した電着塗装がシーラーの溶剤に侵されて、

        ニクヤセしたときに電着塗装を剥して、鉄板の素地が出て錆びたんじゃないですか?」

清水フロント 「私も整備が専門ですが、おっしゃることは良く解かります。」

​僕      「顧客に19年7月登録のMH22Sがいらっしゃるんですが、その車は全く錆びていませんよ。

        メーカーはこの事実を把握して改善しているんでしょ。」

清水フロント 「そう言われるとそんな気がしますね。」

僕      「これが原因なら、毎週ワックスがけをしても錆びますよ。」

清水フロント 「写真を撮らさせてください。メーカーに相談してみます。」

今日はもう遅いので後日にします。

清水フロントは、それはそれは何十枚も写真を撮って頂きました。

清水フロント 「この写真をもとに、メーカーに相談してみます。結果はどうなるかわかりませんが。

        あと、回答が遅くなるかもしれません。」

僕      「それは当然ですよ。だって決定権はメーカーであって、清水さんじゃ無いんですから。

        僕が清水さんの立場だったら、同じことを言ってますよ。」

清水フロント 「そう言って頂けるとありがたいです。」

​僕      「それではよろしくお願いいたします。」

さて。メーカーからの回答待ちじゃ、いつになるかもわからないし。

​どうしよう?

早く作業を進めたいしな。

​きっとSUZUKIの回答は、よくてクレーム。悪くても部品の支給なんじゃない?

と、言うことは、わざと清水フロントのディーラーから左右のクォーターを仕入れて、

作業を進めて、メーカーから全額クレームでも、部品支給でもその時は赤伝票を切ってもらえばいい話。

​よし。それで行こう。

おっと。そうだった。お客様に話のなりゆきを説明して、

日数がかかる許可をもらはなければ。

僕   「お客様、実はこれこれこういうわけで話しを進めています。」

​お客様 「修理費が安くなって、きれいになるんだったらいくらでも待ちますよ。」

僕   「承知いたしました。できるだけの事はやらさせて頂きます。」

よし。これでOK。

​作業、進めちゃお。

左右のクォーターガラス、割らないように外して、新品パネルを合わせて切っちまおう。

そう言えばインナーも錆びているんだった。

ここは交換するのが面倒くさいし、メーカーも支出は押さえたいだろうし。

こちらサイドの努力を見せれば、最低限部品支給の可能性 大だな。

サンドブラストで錆を落とせば、インナーは交換しなくてもいいし。

​お互いメリットしか無いじゃん。

​よし。この作戦で行こう。

今日はもう遅いので続きは後日にします。

2018/04/19   PM:11:57   やっとカラーベースが終わりました。

只今セッティングタイムです。

これからパールベース、クリアーになります。

日にちが変わります。

​そんなこんなで続きは後日にします。